MIT LicenseをWebベースで修正、管理「MIT License.org」
MIT License.orgはMIT Licenseの発行を補助してくれるソフトウェアです。
オープンソース・ソフトウェアでMIT Licenseを選択される人が増えていますが、ライセンスの原文を都度コピーしたり、ライセンサー部分を修正するのは面倒です。そこで面倒なところを解消してくれるMIT License.orgを使ってみましょう。
MIT License.orgのトップページです。MIT Licenseの原文が表示されています。
任意のURLを指定して、そこにオプションパラメータを飛ばして実行します。URLが取られていなければ取得したURLが返ってきます。
取得したURLにアクセスすると自分の指定したパラメータに置き換わったMIT Licenseが表示されます。後はこのURLを指定すれば良いという訳です。
オプションです。フォーマットやテーマも指定できます。バージョン管理も可能です。
MIT License.orgではパラメータをつけることでライセンスのバージョン管理をしたり、テキストでダウンロードしたりできます(URLをlicense.txtやlicense.htmlとします)。
MIT License.orgはMIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
MIT Licenseだけに限りませんが、ライセンサーの部分を修正せずにそのまま保存してしまっているケースは多々あります。また、MIT Licenseの場合テンプレートになっているライセンス文にはMIT Licenseであるというタイトルがないようで、ぱっと見ただけでは何のライセンスか分かりません。
MIT License.orgではタイトル部分にライセンスがあるのはもちろん、ドメインを見ただけでもMIT Licenseだと分かります。GitHubのようなライトなホスティングサービスによってコードの公開されたソフトウェアは増えましたが、逆にライセンスの扱いがぞんざいになっている印象があります。せっかくのコード公開なので、ライセンスについても適切に考えていきたいところです。