jQueryをダイエット。サイズをぎゅっと減らした「jQuery in parts(jquip)」
jquipはjQueryの肥大化を懸念し、機能を維持しつつサイズを減らそうとするソフトウェアです。
jQueryは便利なJavaScriptライブラリである一方、ふくれあがった機能によってライブラリサイズが巨大になりつつあります。そこでjQueryを再度見直し、より機能を絞り込んでいこうと試みているのがjquipです。
実際のコードです。jQueryと変わらない書き方で実装できます。
jquipはjQueryをモジュールベースに分解し、コアを軽量に維持しつつ必要に応じて機能を追加できるようになっています。機能としてはjQueryの90%を実装しつつ、サイズは13KB程度となっています。現状ではモジュールとしてdocready、css、event、ajaxに分かれています。
jquipはJavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
jQueryの肥大化については誰しもが感じている所で、jquipの他にもZepto.jsが知られています(こちらはスマートフォンに特化しています)。逆に言えばサポートブラウザを絞り込めばサイズはずいぶん小さくなるのかも知れません。
とは言え、jQueryのサイズ(短縮化せずに229KB)はローカルアプリケーションとしては決して巨大なサイズではありません。外部のCDNを使うことでキャッシュが使えるようになれば速度面も改善されるでしょう。これだけ利便性の高いJavaScriptライブラリも多くないので、もっと様々な知恵を出し合って問題を解決していくべきでしょう。そこにはプログラマーとしての能力が求められます。