許可する機能、データは自分で選ぶ。Facebookアプリの権限設定機能拡張「fPrivacy」
fPrivacyはFacebookアプリをインストールする前に許可する権限を変更できるGoogle Chrome/Safari機能拡張です。
Facebookアプリを使う場合、現在は相手の要求するデータに対してイエス、またはノー(つまりインストールしない)でしか対応できません。後から変更はできますが、それは一度はリダイレクトを行った後になります。そこで事前に許可する権限を変更できるのがfPrivacyです。
インストール画面。Google ChromeまたはSafariに対応しています。
任意のFacebookアプリをインストールする際に、上にツールバーが追加されます。
許可しない権限に対してチェックを外してアップデートを押します。
通常、Facebookアプリをインストールした後で設定画面で権限を変更できます。それを予め変更できるのが便利です。
fPrivacyはGoogle ChromeまたはSafari用の機能拡張で、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアになります。
MOONGIFTはこう見る
Facebookは来年春の上場を控えて先日、FCCとのプライバシーに関する和解に至りました。かなりFacebook側にとって有利な内容になっており、プライバシーを懸念する団体は危惧しています。確かにFacebook上にはプライバシーがまとめて置いてあるようなものなので、その取り扱いは慎重になるべきです。
アプリは使いたいが、データを全て相手の言う通りに提供するのは嫌だと言う意見は多いかと思います。その選択の自由を与えてくれるのがfPrivacyです。とはいえこの機能は本来Facebook側で設けておくべきものと言えます。将来的には公式に公開するデータの範囲を選択できるようになるかも知れません。