ハッシュ値にも可読性を求める時代?なPythonライブラリ「humanhash」
humanhashは可読性の高いハッシュを生成するPythonライブラリです。
データのハッシュ化というと、MD5やSHA-1が思いつきますが、今回紹介するのはhumanhashです。とても変わったハッシュ生成ライブラリになっています。
humanhashでは256個の分かりやすい文字列を用意しておくことで、16進数2つずつに対して一つの文字を割り当てているようです。ハッシュ値なので不可逆変換ですが、元になるリストさえ同じであれば別なプログラミング言語でも同じ可読性高いハッシュ値が作り出せるはずです。
humanhashはPython製、Public Domainのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
ハッシュ値やUUIDに対して可読性を求めるというのは面白い考えです。確かに良く分からない文字列よりも、angelやfootballといった文字が並んでいる方が面白いかもしれません。さらにアイコン化してしまえばユニークながら覚えやすい文字列が生成できるようになりそうです。
同じような考えはパスワードの生成をはじめ、認証などに使える可能性があります。単なる意味不明な文字列では記憶するのは難しいですが、分かりやすい文字に置き換えたりアイコンを使うとすんなりと記憶できたりします。色々な場面で使えそうなアイディアと言えそうです。