coffee-worldはディレクトリを監視してCoffeeScriptからHTML/CSS/JavaScriptを生成するソフトウェアです。

最近、JavaScriptを素のままで書くことが減ってきています。CoffeeScriptから変換した方がコーディング量も少なく、かつ可読性の高いコードが書けるようになってきました。そんなCoffeeScriptは既にJavaScriptだけの壁を越えて動き始めています。そんな人にお勧めなのがcoffee-worldです。


インストールはnpmからできます。コマンドにしないといけないので実際には-gをつけます。


コード例。これはCoffeeScriptでCSSを生成するccssフォーマットです。


後はcoffee-worldを起動すると現在のディレクトリまたはパスを指定してそのパス以下のファイルをコンパイルしてくれるようになります。

CoffeeScript CSSなるものがあるのを知ったのははじめてですが、さらにCoffeeKupというHaml風のCoffeeScriptによるHTML記法まであるということです。それぞれcss.coffee/html.coffeeという拡張子で記述することでcoffee-worldがcss/htmlファイルに変換してくれます。もちろんJavaScriptもです。

CoffeeScriptに恋い焦がれてしまった方はぜひトライを。coffee-worldはnode.js用、CoffeeScript製のソフトウェアです。ソースコードは公開されていますが、ライセンスは明記されていません。

MOONGIFTはこう見る

CSS/HTMLまでCoffeeScriptでこなすのは無茶な気もしますが、一つのコードから様々な言語に変換してくれる存在はずっと望まれてきました。かつてJavaがその位置を目指しましたが、実現はできていません(サーバはともかくデスクトップは不可)。CoffeeScriptはその地位にたどり着くでしょうか。

Webブラウザはもちろん、サーバサイドもnode.jsに対してCoffeeScriptが使えます。さらにTitaniumでもCoffeeScriptが使えます。そう考えると意外といけてしまうかも知れません。Windowsではバージョン8からHTML5でのアプリケーション開発もできるようになると言われています。CoffeeScriptはそこでも活躍してくれるはずです。

khoomeister/coffee-world - GitHub