小さな改善を積み重ねる。CSSを短縮化するコンソール向けソフトウェア「clean-css」
clean-cssはnode.jsを使ったCSS短縮化ソフトウェアです。コンソールで動作します。
一日数十万、数百万とアクセスのあるWebサイトではほんの少しの改善が積み重なって大きな速度改善につながることもあります。CSSも作成したそのままではなくちょっと工夫すれば大きな負荷軽減につながるかも知れません。そのための短縮化ライブラリがclean-cssです。
インストールはnpmを使って一発で完了。コマンドとして使うので-gをつけておきます。
ヘルプです。-oでアウトプットするファイル名、後は入力ファイルを指定するだけです。
catで標準出力としてCSSの記述を渡すことで、複数のファイルをまとめてマージして短縮化もできます。
またnode.jsのライブラリとしてテキストでCSSを渡して短縮化もできます。
-oをつけないと標準出力に渡るので、さらにパイプでGzipを使って圧縮したCSSにすることもできます。
clean-cssは0.5と書かれている部分の0を消すくらいごく小さな部分においても短縮化してくれます。コンソールで使うのは好き嫌いが分かれるかも知れませんが、システムで自動化するならばコンソールのが良いでしょう。
clean-cssはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(ライセンスはMIT)です。
MOONGIFTはこう見る
CSSやJavaScriptの短縮、難読化であったり画像のサイズ軽減というのは一つ一つの工夫はごくごく小さなものです。しかし多数のアクセスがあったり、コネクションが貼られる中ではこうした小さな工夫が意外と効いてくるものです。
難読化を手作業でやっていてはあまりに面倒なので、clean-cssのようなツールを使って極力自動化していくべきでしょう。プログラミングやハードウェア増強だけでなく、負荷軽減にはあらゆる側面から解決に取り組まないといけません。