スマートフォン、タブレット向けサイトのデバッグに「Socketbug」
スマートフォンやタブレット向けのWebサイトを開発していて実機やエミュレータでテストしている際に面倒なのがデバッグ作業になります。そんなときに母艦とつないでJavaScriptのデバッグができるのがSocketbugです。
こちらはiPad向けの画面です。他にもiPhoneなどからもアクセスできます。
こちらは操作を行う管理画面です。HTML5、WebSocket対応のWebブラウザからアクセスする必要があります。
iPad側の画面でボタンを押すと管理画面側コンソールに出力されます。
管理画面側からiPad側の画面を変更する際にはJavaScriptコンソールを使います。jQueryが使えます。リモートのソースコード取得もできるらしいのですが、筆者環境ではうまくいきませんでした。
サーバです。node.jsで作られています。
Socketbugを使うと母艦側からiPhone/iPadで見ているWebサイト上でJavaScriptを実行させられます。逆にconsole.logのように母艦側にアクションを送ることも可能です。Socketbugを使えばスマートフォン、タブレット向け開発がスムーズになるのではないでしょうか。
Socketbugはnode.js/JavaScript製、LGPLのオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
スマートフォン向けの開発手法はまだまだ発展途上で、色々と試行錯誤されています。フレームワーク、プログラミング言語、デザイン、デバッグ、テスト手法などすべてが試行段階です。そんな中とあって、色々と面白いソフトウェアが登場してきています。
逆にプログラマーとしても新しい手法を生み出し、リリースすることで注目を集めやすい場にもなっています。企業として開発してそれをオープンソースとしてリリースすれば、サービス自体の開発が注目をうける可能性があります。そんなプログラマーにとっての新しい市場として見てみるのもいいと思います。