CoderDeckはWebスライドツールに組み込んで使えるソフトウェアで、表示しているコードをそのまま実行して結果を確認できるJavaScriptライブラリです。

プログラマーの技術系プレゼンテーションにおいてコードのデモを見せて、その実行結果もその場で実演する時があります。そんな時、もし実行言語がHTML5/JavaScriptであれば試してみてもらいたいのがCoderDeckです。


左側に書いてあるのは単純なHTML5のコードです。


Runボタンを押すと書かれている内容がそのままコードとして実行されて右側に表示されます。


種明かしをすると、左側に書かれているテキストエリアの内容がiframeタグの中に展開されて表示するという仕組みです。


テキストエリアの内容を書き換えて再度Runボタンを押すと実行結果も変わります。リンクを一つMOONGIFTに変えたのが分かるでしょうか。

仕組みはとてもシンプルですが、スライドの中に予めコードを書いておいて、後はプレゼンの中でRunボタンを押して結果を見せたり、さらにその場でコードを修正して再度実行してみせるということも可能です。通常ならWebブラウザとテキストエディタを組み合わせ、切り替えて行うようなことがCoderDeckだけでできるようになります。

CoderDeckはHTML5/JavaScriptを使ったオープンソース・ソフトウェアで、GPL/MIT Licenseのデュアルライセンスとなっています。

MOONGIFTはこう見る

プレゼンテーションに必要な要素の一つは「ライブ感」だと思っています。完成されたスライドをただ読むだけならばスライドをメールで送ってもらえれば良いだけになってしまいます。そうではなく、その場でしか味わえない臨場感が必要なのです。

その一つがデモでしょう。しかし大抵デモや実演を行う時にはスライドから別なソフトウェアや画面に切り替えてしまうために気持ちがリセットされてしまいます。そうしたテンションを落とすようなことなくスムーズにプレゼンテーションを完遂するためにも積極的に使ってみたいソフトウェアです。

デモ:http://cykod.github.com/Presentations/Workshop/Ria/#slide-23

CoderDeck Sample

cykod/CoderDeck - GitHub