EeePubはHTMLファイルを組み合わせてePubファイルを生成するRubyライブラリです。

電子書籍フォーマットと言えばePub。そんなePubを自分で作ろうと思うとフォーマットの形式を覚えたり、専用の記述方式を習得しなければなりません。しかしEeePubを使えばHTMLファイルからePubファイルを作成できます。


インストールはとても簡単です。「gem install eeepub」のみです。


まずサンプルを試します。スクリプトを実行するとePubファイルが生成されます。


実際に開いたePubファイルです。テキストオンリーですがきちんとePubとして読めます。


元ファイルになったHTMLです。普通にHTMLとして記述されています。HTMLファイルは複数指定できます。


実際のコードです。ePubのヘッダー情報と、実際のコンテンツを渡しています。後は目次にあたる部分を指定しています。最後にsaveメソッドで保存ファイル名を渡して完了です。

HTMLファイルを使ってePubファイルを作成するソフトウェアは幾つか存在しますが、Rubyスクリプトから実行できるというのはかなり手軽ではないでしょうか。ローレベルではNCX、OPFファイルを生成することもできます。

EeePubはMIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

全く同じコンテンツであったとしても見る方法が異なると全く別なニーズを呼び起こすケースがあります。例えば電子書籍は既存の小説、書籍をそのまま電子化しているケースが多いですが、ニーズは携帯性や購入からダウンロードすればすぐに読めるということにあるので市場がそれぞれ若干ずれています。

既存のWebサイトについても同様で、Webサイトで見られるコンテンツであっても電子書籍化することで新しいニーズを掘り起こす可能性は高くあります。Webで見られるから良い、と考えるのではなくePub化することで新しい読者をとらえられる可能性があるのです。

jugyo/eeepub - GitHub