RISC OS向けWebブラウザとして開発「NetSurf」
NetSurfはRISC OS向けのWebブラウザで、LinuxまたはMac OSXでも動作します。
今回紹介するのは新種のWebブラウザ、NetSurfです。まだまだ基本的な機能しか実装されていませんが今後の楽しみと言うことで。
日本語表示にも対応していますが、折り返しの処理がないようです。
ブックマークです。別ウィンドウで管理する仕組みになっています。
NetSurfは主にRISC OS向けに開発されたWebブラウザで、低スペックでの環境でも動作するように考えられています。ただし現状ではJavaScriptが動作しません。またユーザエージェントが特殊なので判別しているWebサービスでは思った動作をしない可能性があります。
NetSurfはRISC OS、Linux、Mac OSXで動作するオープンソース・ソフトウェアで、ライセンスはGPL v2となっています。
MOONGIFTはこう見る
NetSurfのレンダリングエンジンは独自のものになります。WebKitやKHTML、Geckoエンジンを使う予定はないようです。現状ではHTML4に対応していて、現在HTML5向けのレンダリングエンジンを開発中とのことです。新しいレンダリングエンジンとして使えるようになるでしょうか。
なおRISC OSというのはMIPS Computer Systemが開発した商用Unixになります。現在は開発自体は凍結されているそうです。商用Unix自体があまり聞かなくなっていますが、ソフトウェア自体は脈々と開発が進んでいるのが興味深いです。