GCLIはWebベースのIDEと連携したり、任意のWebページに埋め込んで使えるプロンプトを目指しているプロジェクトです。

グラフィカルなコマンドライン、と言われてもピンとこないかも知れません。GCLIはそんなコンセプトで作られたソフトウェアになります。


表示した直後の画面です。画面下に表示されているのはプロンプトです。その上には入力できるコマンドがリストアップされています。


アラートを実行してみます。入力補完もついていて、入力補助用のテキストボックスも出るので簡単に入力できます。


実行すると実際にアラートが表示されます。


bugzコマンドを実行します。実行したコマンドは右上に表示されます。これはGCLIのBugzilla情報を一覧表示します。


echoコマンドはメッセージを標準出力(?)します。


gcliコマンドは変数を定義したりするのに利用するようです。


testコマンドを実行するとユニットテストが実行されて、その結果が出力されます。


viコマンドはテキストエリアが出てきて編集できます。とは言え特に結果を保存する機能はないようです。


他にも色々なコマンドが用意されています。入力は分かりやすいのですぐに使えると思います。


左に表示されているのはgit addコマンド時のオプションです。コマンドごとにオプション情報が表示されるので入力補完とともに便利に使えます。


git addを実行しましたがあくまでもデモなので何もおきません。


サーバ側のログです。

GCLIの使い道としてはAceやSkywriter、Cloud9などのWebベースのIDEと連携させたり、Webページに埋め込んで使えるコマンドラインコンポーネントを目指しているそうです。任意のWebサイトでプロンプトを使ってlikeと打つとFacebookのいいねがされたりすると面白いですね。

GCLIはBSD Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

Webベースはグラフィカルな世界で、マウスやキーボードを使って操作するのが基本になっています。とは言え、これではプログラマーやサーバエンジニアなどは効率的に業務ができるとは思えません。コンソールに変わる存在があれば、より生産的になれるはずです。

JavaScriptについては各WebブラウザにJavaScriptコンソールが付属するようになりました。これで開発が大幅にやりやすくなっているはずです。さらにWebページについてもテキストエリアを入力しやすくしたり、好みのカスタマイズができるようになるべきです。そうしたソフトウェアやサービスはニーズが高いと思われます。

mozilla/gcli - GitHub