Gitを使った複数人での開発に役立つリポジトリ更新通知「git-dude」
git-dudeはGitリポジトリの更新通知を受け取るBashスクリプトです。Mac OSX/Linuxで使えます。
git-dudeを使うとGitリポジトリの更新通知を受け取れるようになります。Gitを開発に使っている企業で入れておけば無意味な衝突を防げるかも知れません。
インストールは簡単です。スクリプトファイルを取ってきて、実行権限を与えるだけです。
使い方としてまずは監視したいリポジトリを~/.git-dudeディレクトリに入れます。シンボリックリンクでも大丈夫です。
監視を開始するにはgit dudeコマンドを実行します。後はリモートのリポジトリが更新されてローカルのリポジトリと差ができた時に通知が表示されます。
Mac OSXでの通知例です。Mac OSXの場合は通知にGrowlを使っているので別途growlnotifyをインストールします。Linuxの場合はnotify-sendを使っています。残念ながらWindowsには対応していません。
通知内容はリポジトリの名前と、コメント、プッシュした人の名前になります。設定は殆どありませんが、チェックするインターバルを変更できたり(デフォルトは60秒)、通知する時にアイコンを指定できます。
git-dudeを使えば他のユーザのPush情報を受け取れるので、多人数でのリポジトリ更新を行っている時に活躍するでしょう。git-dudeはGPL v2でライセンスされたオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
Gitは分散型リポジトリなので、多人数での更新は当たり前です。各自で自由にコミットしてその結果をプッシュするので衝突することも多いです。そのためマージしやすい作りになっていますが、それでもマージ作業に時間を取られるのは嫌がられます。
そのためプッシュを受け取ることで頻繁にPullできるようになり、無用なマージ作業がなくなります。大規模な場合は意味がないかも知れませんが、10人くらいまでの少人数での開発においてはgit-dudeがあるかないかで生産性が大きく変わりそうです。