Dropboxを使って検索インデックスを共有できる。軽量デスクトップ検索「Dropout」
DropoutはWindows用の軽量デスクトップ検索ソフトウェアです。
今ではデスクトップ向けの検索システムも珍しくなくなりました。ファイルを探す際に検索すればどこにあってもすぐに見つかります。しかしOS標準のものは動作が重たく、嫌がられることも多いようです。そこで軽量に動作するDropoutを紹介します。
メイン画面です。Google並にシンプルな画面で、テキストボックスに検索ワードを入れて検索すれば良いだけです。
例えばファイル名の一部、内容でも検索できます。Score(関連度)の値順に並ぶのでより目的に近いものが上位に出てきます。
右クリックすればファイルを開く、またはファイルが含まれるフォルダを開くの二つが選択できます。フォルダを開いた場合、ファイルが選択状態にならないのがちょっと残念です。
こちらは詳細検索モードです。コンテンツ、ファイル名、種別(拡張子)、修正日を指定して細かく検索できます。
Dropoutの特徴として、ポータブルでも使えるようになっていることが挙げられます。検索インデックスは実行ファイルと同じ場所に作成されます。そのため、例えばDropboxに入れておくと複数PC間でインデックスが共有され、インデックスを再生成する手間がなくなるのです。
設定ファイルを使うことで検索パスを複数設定したり、テンポラリパスを変更できます。検索インデックスは高速に作成されます。
DropoutはApache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。
MOONGIFTはこう見る
個人のコンピュータで扱うファイルは意外と少ないものです。むしろソフトウェアやシステムが自動で生成するものや、アプリケーションが利用する設定ファイルや画像などのが多いくらいです。そのためデスクトップ検索で何でもヒットさせてしまうと無用なものばかり目につくようになってしまいます。
必要なのは自分の利用しているファイルを一つの場所に留めておくという努力です。それさえすれば見る場所が一つしかないのですぐに探し出せるようになります。そうなればDropoutのような検索システムは特に便利になるはずです。