デスクトップ用Webブラウザでもスマートフォンライクにタッチ操作を可能にする「Touché」
Touchéはデスクトップブラウザでタッチ、アンタッチ、移動のアクションを使えるようにするJavaScriptライブラリです。
Touchéはマウスイベントをタッチ操作として認識できるようにするJavaScriptです。デスクトップ向けWebブラウザでもスマートフォン風な操作ができるようになります。
画面のどこかをクリックするとタッチイベントとして認識されます。
認識できるのはタッチ(クリック)した時、タッチし終わった時そしてマウスを動かしている時になります。それぞれコールバック関数を指定しておいて何らかのアクションにつなげられます。
単純なタッチの他に、Ctrlキー、Altキー、コマンド/Windowsキーを押しながらタッチしたかどうかの認識もできます。ウィンドウ上のX/Y座標に加えて、画面上のX/Y座標も受け取れるようになっています。
さらにタッチしたHTMLエレメントの情報も受け取れるので、細かくアクションが設定できます。
現在サポートされているのはGoogle Chrome13以降またはSafari 5.1となっています(他のブラウザでも恐らく動くとのことです)。デスクトップ向けブラウザでもスマートフォン的な操作を行いたい時に利用できそうです。
Touchéはソースコードは公開されていますがライセンスは明記されていないソフトウェアになります。
MOONGIFTはこう見る
マウスのタッチイベントでアクションを起こす例としてはAjaxが考えられます。ただしこの場合、リンクやHTMLエレメントに対してClickアクションのイベントをリスニングするのが基本です。対してTouchéの場合は画面のどこでもアクションを感知できます。
ゲームやWebアプリケーションでの利用は十分に考えられますが、他にもユーザのWebサイト上での操作を記録するアクセス解析に使うことも考えられそうです。アクション時に渡されるパラメータが多いので、色々な使い方が考えられそうです。