Universal Subtitlesはオンラインの動画翻訳システムです。YouTube動画に字幕をつけます。

YouTubeでは動画に翻訳字幕をつけられるようになっています。これによって各国語に翻訳されて動画がより見やすくなっています。そんな動画翻訳をコミュニティの力を一層促進していくのがUniversal Subtitlesです。


トップページです。既に多数の動画が翻訳されています。


一覧の中から選んで実際に見ることができます。


英語の動画にある英語の字幕。これがあるだけでもずいぶん見やすいです。


日本語の字幕もあります。


翻訳の内容を一覧で閲覧できます。


実際の翻訳作業について。8秒ごとに動画を再生して、それをテキストに起こします。


次に実際の動画の動きに合わせてテキストを配置していきます。なかなか難しいですが慣れればできるようになるでしょうか。

YouTubeの動画を埋め込みつつ、その上に字幕を表示する形式になっています。翻訳をフォローできるようになっていて、更新があれば受け取れます。さらに各国語に対して翻訳ステータスが見られるようになっています。コミュニティベースで進めているとあって、実のある動画(セミナーや演説など)に対して翻訳が進められているようです。

Universal SubtitlesはPython製で、GNU Affero General Public Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

MOONGIFTはこう見る

音声のテキスト認識、翻訳システムがどれだけ発展しているとはいっても、なかなか自動的かつ完璧な翻訳システムは登場しません。Google翻訳でテキストを訳したとしても違和感を感じることのが多いでしょう。となればやはり人力に頼らざるをえないのが実情です。

Wikipediaもコンテンツが飽和しつつあると言われていますが、それでもまだ各国で差が大きい状態です。となれば英語のコンテンツを別な言語にしたりして世界的なコンテンツの充足が求められるかも知れません。今後はそうしたテキストコンテンツの翻訳に対するニーズが出てくる可能性があります。

Universal Subtitles - Transcribe, caption, translate, and subtitle videos.

pculture/unisubs - GitHub