TFTPGUIはWindows用のGUI版TFTPサーバ。

TFTPGUIはWindows用のオープンソース・ソフトウェア。ファイルの授受に際してよく使われるのがFTPだ。しかしもっとシンプルに手軽にファイルをやり取りしたいならばTFTP(Trivial File Transfer Protocol)を使ってみてはどうだろう。認証はないが、とてもシンプルに利用できる。


メイン画面

UDPでコンピュータ間のファイル授受を行う。とてもシンプルなプロトコルで、ネットワーク・ブート環境でも使われているらしい(via Wikipedia)。そんなTFTPをWindowsで手軽に使えるようにするのがTFTPGUIだ。


設定画面

TFTPGUIはGUIベースのTFTPサーバだ。起動した後、スタートボタンを押せばすぐに開始する。後は別なマシンからtftpコマンドで接続し、put/getでファイルの授受をする。認証も不要で、ごくごく単純にファイルのやり取りができてしまう。

ログファイルを残しておくことやルートディレクトリの指定が可能だ。また、認証はなくとも接続を許容するIPアドレス範囲は指定できる。ファイル一覧を取ったりするコマンドもなく相当簡易的にしか使えないが、認証によらないシンプルなファイル授受機能を用意したいと思った時に参考にすると良いかもしれない。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


ログ(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

異なるマシン間でデータの授受をしたいと思った時に、意外と面倒に感じてしまうことがある。ファイルサーバでもあれば良いが、ない場合は隣同士なのにメールを使ったりする。それはとても手間がかかる作業だ。TFTPを必要なときだけ立ち上げてファイルのやり取りをするのは面白い仕組みだ。

セキュリティが騒がれる昨今、セキュリティが強化されればされるほど、利用者の手間は増えてしまう。全てにおいてセキュリティを強化すれば良いのではなく、何で担保して問題があった場合にどれくらいのリスクがあるか推し量るのが重要だ。TFTPのような認証もなくファイルの受け渡しができる仕組みを見ると、特にそう感じてしまう。

tftpgui - TFTP server with gui interface, muliti platform - Google Project Hosting