AnnotateItはWebサイト上で注釈をつけたり表示するJavaScriptライブラリ。

AnnotateItはjQuery/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。Wikipediaをはじめとしてコンテンツ系サイトでは記事に対する引用元や、注釈をつけることがある。大抵そうした内容は記事全体の下にまとめて引用として添付されるので見過ごされがちだ。


注釈入力中

また、ブログやニュースサイトにはコメント機能がついていることが多い。そこでは大抵記事の一番下にコメントエリアがあり、感想などを投稿する。そのため記事全体に対するコメントと受け取られがちで、勘違いを生むこともある。そうした事態にならないよう使ってみたいのがAnnotateItだ。

AnnotateItはWebサイトの任意のテキストに対して注釈を付けられるJavaScriptライブラリだ。文字を選択すると編集アイコンが表示される。それをクリックすると注釈を入力する画面になる。注釈にタグを付けたり、閲覧や編集について権限を設けることもできる。


注釈表示

実際に反映されるとテキストはハイライト表示になる。そこにマウスを当てると注釈がフローティング表示になるので分かりやすい。AnnotateItではライブラリをオープンソースで提供する他、ブックマークレットで動作するWebサービスも行っている。うまく使えば様々な利用法が考えられそうなライブラリだ。

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全体のデザイン(プレミアム限定)

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MOONGIFTはこう見る

最近のメディアサイトでは記事内の単語に対してリンクをつけて、関連記事を表示したり、検索へつなげたりする。閲覧している人は興味をもったとしても、検索まで行うには面倒に感じてしまうことが多い。そのためリンクにすることでクリックだけで別な記事にいけるのは便利だ。

しかしあまり無闇にリンクを付けるとユーザに嫌われてしまう。そこで注釈を使ってどういった記事があるか予め表示してあげることで緩衝してあげるのが良い。リンクを多用するインターネットだからこそ、注釈としてのバルーン表示をうまく使えばユーザビリティが向上するはずだ。

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