currency.ioはスマートフォン向けWebアプリケーションの通貨コンバータ。

currency.ioはRuby/Sinatra製、HTML5/JavaScript製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。今は対ドル、対ユーロに対する円高になっている。外貨取引に関わる人にとっては戦々恐々とした状況だろうが、あくまでも個人の生活にとっては円高で海外の商品を購入したり海外旅行しやすい状況かもしれない。


変換画面

そんな時によく使われるのが円に対する各通貨のレート状況だ。100ドルと書かれた商品が何円なのか、逆に10,000円が何ドルなのか気になったらcurrency.ioを使ってみよう。

currency.ioはiOSやAndroidに対応したソフトウェアだ。Webサービスとして提供されており、currency.ioにアクセスして利用する。まずホーム画面に配置する必要がある。オフラインアクセスに対応しており、ホーム画面に配置してしまえばいつでもどこでも利用できる(機能制限は出る)。まるでネイティブアプリのように使える。


ホーム画面に配置

変換したい二つの通貨を選択し、片方の金額を入力するとリアルタイムに別な通貨に換算してくれる。実際の変換に際してYahoo! FinanceのサービスをYQLで取得しているらしい。変換対象をスワップする機能もある。とてもシンプルだが、旅行中や買い物をする際にとても役立ちそうだ。

MOONGIFTはこう見る

ホーム画面に配置して、かつオフラインでも使えるとなると殆どネイティブアプリと変わらない。Appleの制約がない分、より使い勝手が良いとも言える(機能的制限はあるが)。実際の機能も外部のWebサービスを使うことで軽量に構築することができ、とても参考になるソフトウェアに仕上がっている。

ネイティブアプリにはネイティブアプリの魅力があるが、実際にはネイティブアプリである必要がないように思えるものも多数ある。WebアプリならiOSに限らずAndroidにも同時に提供できる。スマートフォンのWebアプリケーション市場も活性化して欲しいと願って止まない。

currency.io

benschwarz/currency.io - GitHub