MapKit for MacはMac OSX上で動作するiOSのMapKit互換フレームワーク。

MapKit for MacはMac OSX用のオープンソース・ソフトウェア。スマートフォンと最も相性のいい機能と言えば地図だろう。今いる場所にピンを立てたり、これから行く場所への行き方をルート表示したりする。iOSにはそれ用のMapKitが提供されている。


地図検索

だが常にiOSからアクセスするとは限らない。MacBookをはじめ、ラップトップから地図を使いたいと思うこともあるはずだ。そんな時に使えるフレームワークがMapKit for Macだ。

MapKit for MacはiOSのMapKitと互換性のある地図フレームワークになっている。Cocoa用のフレームワークになっているので、Mac OSX用のアプリ内で地図を表示するのに利用できる。デモアプリでは検索したり、指定した場所にピンを立てることが可能だ。


ハイブリッド表示

Mac OSX標準の位地取得にも対応している。地図はGoogleマップに対応しており、地図、衛星写真、ハイブリッド表示に切り替えられるようになっている。さらにオーバーレイやCSSを追加することもできる。iOSで取得した情報をMac OSX上で表示したりする際に使えそうなフレームワークだ。

MOONGIFTはこう見る

iOSとMac OSXは徐々に融合しつつある。同じObjective-Cでアプリケーションを開発できることもあり、フレームワークも統合されていくと思われる。MapKit for Macはその過渡期にぴったりなソフトウェアだろう。iOSアプリをiOS内に閉じ込めておくのではなく、Mac OSXでもデータ利用ができるようになるはずだ。

iOSで求められる機能とMac OSXで求められる機能とでは多少の差はある。だがフレームワークが対応していないというのはプログラマーにとっては問題だ。iOSアプリをMac OSX上で動作させようとするCameleonプロジェクト同様注目したい動きと言えるだろう。

Oomph/MacMapKit - GitHub