Airbandはクラウド音楽サービスmp3tunesのiOS専用フロントエンド。

AirbandはiPhone用のオープンソース・ソフトウェア。iPhone、Androidに音楽を入れて聴いている人は多いと思うが、容量が数十GBではあっという間にいっぱいになってしまう。写真や動画を入れていればなおさらだ。そこで注目されるのがクラウド系の音楽サービスだ。


アーティスト一覧

クラウドに自分の音楽ファイルをアップロードして、それをどこから聴けるようにするサービスは今でこそ色々あるが、先駆けとも言えるのがmp3tunesだ。そんなmp3tunesの専用フロントエンドがAirbandになる。

Airbandは音楽プレーヤだが、音楽データはmp3tunesのものを使っている。そのため聴くためにはまずmp3tunesへMP3ファイルのアップロードが必要だ。アップロードすればアーティスト単位、アルバム単位で楽曲が一覧表示される。


再生画面

また予めプレイリストを作っておけばAirbandでプレイリストを選択することもできる。ストリームレートは28K〜192Kまで指定可能で、ネットワークの状況に応じて選択できる。mp3tunesにアップロードしておけば、iOSに音楽ファイルがなくともネットワークだけで聴ける。まさにクラウドミュージックプレーヤと言えるだろう。

MOONGIFTはこう見る

mp3tunesはフリーでは2GBまでと容量は少ない。39.95ドル/年で50GBまでアップロードできるようになる。色々と規制の厳しい日本ではこのようなサービスは展開が難しいだろう。邦楽の音楽コンテンツは十分に揃っているだけに非常に勿体ない。

海外では規制の緩さや法律の違いもあって、この種のサービスが次々に立ち上がっている。そう考えると日本でのサービス開発にこだわっていると規制の中で縮こまってしまう気がしなくもない。もっと広く捉えれば、面白いサービスが考えられるはずだ。

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