mikutterは非公式初音ミクTwitterクライアント。Ruby + GTKで開発されている。

mikutterはLinux、Mac OSX用のオープンソース・ソフトウェア。Twitterクライアントは世の中に多数存在する。使い勝手の非常に高いもの、多機能なもの、デバイスごとに、利用形態によって様々だ。そんな中、キャラクターもののTwitterクライアントというのはお目にかかったことがなかったかも知れない。


タイムライン

Webブラウザであればキャラクターデザインを載せたWebブラウザは幾つか存在していた。Twitterクライアントが多数普及する中、そろそろ出てきてもおかしくはない。そんな中、存在したのがmikutter。初音ミク非公式Twitterクライアントだ。

予め断っておくと、初音ミクとは殆ど関係がないようだ。Ruby + GTKで作られておりLinuxやMac OSXで動作する。1アカウント用のTwitterクライアントになっており、縦のペインを増やして複数の情報(タイムラインとReplyなど)まとめて表示することができる。


設定画面

Replyがあるとツイートの下にもとのメッセージが表示されたり、枝分かれしたツイートをスレッドというかたまりでまとめて見ることもできる。Favしたユーザのアイコンも出る。抽出機能は高機能だが非常に難儀なUIになっているらしい。さらに機能拡張ができるのでプラグインを開発して自分好みの機能を追加することもできる。

あくまでも非公式なもので、名称以上に初音ミクを感じさせる所は殆どなさそうだ。ちなみに隠し機能は108式まで、度々落ちるなど(問題はないらしい)なかなかユニークな機能(?)が満載だ。Linuxユーザの方はお試しを。


複数ペイン

MOONGIFTはこう見る

RubyでGUIアプリケーションとなるとやはり安定性の問題があるようだ。同様のことはPHPやPythonでも言える。だがWeb向けと同じ言語でGUIアプリケーションが作れると応用範囲が広がって、全てをWebで解決しようと考えなくなるかも知れない。

Twitterは仕様がみんな分かっていて、どんなAPIがあるかもだいたい知られている。それだけにmikutterを見ればRubyでどうGUIアプリケーションを書けば良いか分かりやすいのではないだろうか。なおmikutterの不安定さはGTKバインドライブラリに由来する部分もあるらしい。そうした部分の問題が解決すればRubyでGUIアプリケーションという夢も見られるかもしれない。

mikutter