Javascript EXIF ReaderはJavaScriptを使った写真のExifデータ読み取りライブラリ。

Javascript EXIF ReaderはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。HTML5のCanvasタグを使い、JavaScriptでバイナリ解析を行うのが流行っている(?)昨今、皆様はいかがお過ごしでしょうか。元気にバイナリ解析をしているでしょうか。


デモの写真

今までであれば、バイナリファイルをサーバに送信して解析結果をWebブラウザで受け取って表示する、そんなやり方が当たり前だった。しかし今は違う。クライアントサイドで解析してその結果をサーバに送るのだ。その一つ、Exif解析を行うのがJavascript EXIF Readerだ。

Exifというのは写真などのJPEG画像に入ったメタ情報だ。撮影した時間や場所、カメラ、シャッター、絞り等カメラと写真に関する情報が詰め込まれている。Javascript EXIF Readerはそういった情報を読み取ってJavaScriptから自由に使えるようにする。


クリックするとExifがアラートで表示される

jQueryプラグインもなっているので、扱うのはとても簡単だろう。サーバサイドで解析してその結果をDBに保存して…といった手間ひまは何も必要ない。アルバムソフトウェアなどでExif情報を一覧にしたい位のニーズであればJavaScriptだけで実現できてしまうのだ。

MOONGIFTはこう見る

Exifはメタ情報であり、プライバシーに関わる情報も入っているので携帯電話やスマートフォンで撮影した写真をそのままアップロードして一般公開するのはおすすめできない。だがデジカメで撮った写真であれば絞りやカメラの機種情報を知ることで一段と違った面白さが味わえるはずだ。

サーバサイドの画像解析ライブラリを使ってExifを取り出しても良いが、それは共有サーバなどでは利用できないことも多い。Javascript EXIF ReaderならばJavaScriptだけでExifを読み取ってサーバに渡すことができる。サーバとクライアントの立場が逆転しそうな、面白いソフトウェアだ。

Nihilogic : Javascript EXIF Reader