ショートカットより便利なシンボリックリンク、ハードリンクを作成する「Symlinker」
SymlinkerはWindowsでシンボリックリンク、ハードリンクを作成するソフトウェア。
Symlinker（またはSymlink Creator）はWindows用のオープンソース・ソフトウェア。LinuxやMac OSXではおなじみにシンボリックリンク作成。フォルダやファイルを別な場所に配置したり別な名前を与えて実体と同じように操作できるようにする機能だ。
メイン画面
Windowsのショートカットに似ていなくもないが、ショートカットはあくまでもショートカットとして扱われるものなので、そこが大きく異なる。まさに実体と同じようにファイル/フォルダを使えるのだ。そしてWindowsでそれを可能にするのがSymlinkerだ。
Windows Vista以降には元々シンボリックリンクを使う機能があるが、これはmklinkコマンドによって実現できる。だがコマンドラインから扱わないといけないため、一般的には使い勝手が悪い。そのGUIフロントエンドとしてSymlinkerが使える。
作成完了と出るがXPでは失敗するので注意
ファイルまたはフォルダのシンボリックリンクが作成可能で、作成するのがシンボリックリンク、ハードリンク、ジャンクションから選択できる。ファイルやフォルダを選んで名前を設定して実行するだけの簡単な使い勝手だ。ショートカットとはまた違う、実体をもたないが普通に操作のできるファイル/フォルダを作りたい時にぜひ。
MOONGIFTはこう見る
シンボリックリンクが便利だと思うのは、ドライブ直下に配置しなければならないフォルダを実際には別な所に置いておけることだろう。ショートカットと違ってシステムなどで自動化する際にも実体と同じように扱えるのも良い。
便利な機能でありながら、なぜか容易には使えないようになっており無闇にハードルを上げてしまっている。それだけになかなかWindowsでは使われずにショートカットが蔓延する状態だ（もちろんショートカットが良い場面もあるが）。専用フロントエンドがあれば、使おうという気になるのではないだろうか。