コーディングレスでデスクトップ/iOS対応のゲームを開発「Stencyl」
Stencylはドラッグアンドドロップでゲームを作成するIDE。Flashで生成するがiOSにも対応する(予定)。
StencylはMac OSX/Windows用のフリーウェア。今の流行はゲームだ。とは言えゲームを開発するというのは一筋縄ではいかない。Webシステムなどと違ってグラフィカルに作る必要があるし、ジャンプや歩く動作などもコントロールしなければならない。
もちろんキャラクターをコントロールするようなライブラリもある。だがもっと簡単な方法として、ゲーム開発フレームワークを用いる方法がある。コーディングをしなくともゲーム開発ができてしまうIDEがStencylだ。
Stencylはゲーム開発専用のIDEで、コーディングレスでゲーム開発ができてしまう代物だ。多数用意されたキャラクターギャラリー、マップ要素を元にベースを作り、アクションはドラッグアンドドロップでアクションパネルを配置して作成する。細かな制御についてはActionScript3で実装できる。
結果はFlashのSWFファイルとして生成される。それを各種OSでゲームとして実行できる。さらに開発中のシステムではiOS向けにもアプリが生成できるとのことだ。ショーケースには幾つものゲームが並んでいる。それらを実際に遊んでみれば、Stencylでどんなことができるのか分かるだろう。
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MOONGIFTはこう見る
Stencylと同じようなシステムにGameSaladがある。こちらは作成したソフトウェアをHTML5で出力する。もちろんiOSやデスクトップのWebブラウザで動作する。対するStencylはFlashで、iOS向けの出力にも対応する。JavaScriptとActionScriptの対決と言えそうだ。
ゲームについて言えば、ActionScript(Flash)のが資産は多いかもしれない。HTML5/JavaScriptによるゲーム開発はまだまだ発展途上だ。これまでの資産を活かしてゲーム開発に取り組みたい人にはぴったりなIDEと言えそうだ。