lolcatは標準出力をANSIカラーで彩るジョークソフトウェア。

lolcatはRuby製のフリーウェア(ライセンスはWTFPL)。ターミナルの世界は白黒だ(色は変更できるが基本的には二色だ)。長時間作業する時にはモノクロな方が目に優しいし、コンピュータっぽい雰囲気が好きだという人もいるだろう。だが若干の寂しさは感じるかもしれない。


レインボー!

ターミナルはANSIカラーを扱えるので白黒にこだわる必要はない。ターミナルの世界でももっとカラフルに楽しみたい、そう思う人はlolcatを試してみよう。

lolcatの使い方は簡単だ。標準出力をlolcatに渡せば良いだけだ。そうするとカラフルな表示がされるはずだ。ファイルの内容をカラフルにして出力する機能もある。これが何の役に立つのか、という質問は受け付けない。ただカラフルな世界を感じれば良いだけだ。


ヘルプ

lolcatという単語は猫の画像に面白いキャプションをつけたジョークのことだ。なのでlolcat自体はジョークソフトウェアだ。レインボーカラーを楽しめば、きっと楽しい気分になれる。普段は白黒のつまらない世界にいる人もレインボーを浴びると良いだろう。そしてひとしきり遊んで我に返ったらまた仕事に戻ろう。

MOONGIFTはこう見る

lolcatはジョークソフトウェアだが、技術的には面白い。白黒の二色ではなかなか分からないものでも色があると分かりやすくなる。ログファイルを管理する際にも特定用語にハイライト処理がされるだけでもずいぶんとみやすくなるのではないだろうか。

開発する時にはハイライト処理をして開発しやすくしているのに、テキストやシステムログの確認などではまだまだ色づけの大切さが感じられない。とはいえ、標準出力をハイライト処理するTipsはあるので、個人の設定に入れておくと便利そうだ。

busyloop/lolcat - GitHub