Railsでも利用可。irbよりも便利な対話型コンソール「Pry」
PryはRubyのirbを強化し、さらに利便性高いものにする対話型コンソール。
PryはRuby製のオープンソース・ソフトウェア。Rubyには対話型のインタプリタirbがある。開発やデバッグする時にコードを確認しながら試せるので便利だ。Railsでの開発にもコンソール機能がなければ開発効率はここまで向上しなかったはずだ。
しかしirbだけでは物足りない、と感じる人もいるかも知れない。より掘り下げてみたいと思ったり外部サービスとも連携したいと考えるかも知れない。そんな方はぜひPryを試すべきだ。
Pryはirbの代替えとも言えるソフトウェアだが、機能がとても面白い。まずハイライト処理がある。これでずいぶん見やすくなると思う。そしてオブジェクトのメソッド一覧を出す際に「ls obj -m」のようなコマンド的な形で一覧を出す(さらに継承ではないメソッドだけならば「ls obj -mj」とする)。
さらにメソッドの実際のコード(C言語レベルまでいけるようだ)を呼び出せたり、コードをGistに飛ばすこともできる。オブジェクトの中に潜ってメソッドを確認したり、その場でメソッドの内容を修正して反映したりすることもできる。もちろんRailsに組み込んで使うこともできてしまう。
Pryはかなり面白い。一歩、二歩掘り下げたデバッグが簡単に実現できる。cdなどのコマンドを使ってオブジェクトの中に入り込む操作などはとても興味深い。Ruby/Rails開発者にぜひ試してもらいたいソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
Railsの開発などをしていると、コアな部分のコードを確認したいと思うことは多々ある。そんな時にメソッドを追いかける際にWeb検索やGrepを使うことなくPryを使ってコンソール上で見られるのはとても便利だ。標準のirbとは動作が大きく違うので慣れるまでは頑張らないといけないかも知れない。
しかし対話型コンソールから調べられる情報が増えれば、どんどん掘り下げて問題を解決できるようになる。メソッドを書き換えて再読み込みできれば立ち上げ直す手間もなくなる。既に便利だと思っていたものがさらに強化されて便利になると、とても気持ちがいいものだ。