EtherPadをnode.js化。メモリ使用量もぐっと減って軽快に「Etherpad Lite」
Etherpad LiteはEtherPadをベースにnode.jsで作り替えたオンラインコラボレーションテキストエディタ。
Etherpad Liteはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。2009年頃に注目を集めたEtherPad。複数人で同時に編集できるオンラインのテキストエディタで、コラボレーション型のWebアプリケーションとして人気が集まった。そして2009年末にGoogleに買収された。
彼らはEtherPadをオープンソース化することをGoogleに条件提示し、その結果、実際にオープンソースとして公開された。そんなEtherPadをnode.jsにポーティングしたのがEtherpad Liteだ。
Etherpad Liteはnode.jsでEtherPadのコラボレーション機能を実現している。ノンブロッキングが特徴のnode.jsなのでむしろ向いているのではないだろうか。テキスト編集のコラボレーションはもちろん、チャット機能も利用できる。
比較として本家(EtherPad)が30MBなのに対してEtherpad Liteは1.5MB、本家はJava/JavaScript/Scalaを使っているのに対してJavaScriptのみであること、RAMの利用量も10分の1以下と様々な点が改善されている。今なお注目を集めるEtherPad、自分独自に立ち上げたいならばEtherpad Liteを使ってみよう。
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MOONGIFTはこう見る
Etherpad LiteはLiteとは言いつつも機能は決して見劣りしない。適切にコラボレーションができるし、チャットもできる。ブロックせずに平行処理が行えるnode.jsに向いたソフトウェアと言えるのではないだろうか。同時に複数開いても問題ない。
実際のコラボレーションを行う際にはWebSocketではなくAjaxによるロングポーリングを使っているようだ(筆者環境の問題かも知れない)。しかしこれによってレガシーなブラウザでも使える可能性がある。Etherpad Liteを使うと様々なソフトウェアでコラボレーション機能が実現できそうだ。