400人規模まで対応するJabberを使ったWebベースのチャットシステム「Candy」
CandyはJavaScriptとJabberを組み合わせたマルチユーザ対応のチャットシステム。
CandyはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。インターネット上でのコミュニケーションツールは幾つかあるが、その中でもチャットは最も素早く意見が交換できるのではないだろうか。メールと違って面倒な挨拶もなく、必要なメッセージだけ短く交わせる。
Skype、MSNメッセンジャーのようなIMやIRCのようなチャット用プロトコルもある。今回紹介するのはJavaScriptを使ったWebベースのグループチャットシステムであるCandyだ。
CandyはWebベースのチャットシステムで、プロトコルはJabberを使っている。JabberのHTTPバインディングを使って通信を行う仕組みだ。チャットはリアルタイムで可能で、400人以上が同時に接続できる性能をもっている。
チャットルームをタブ化して複数で同時に会話ができるチャットシステムになっている。タブごとに新着の通知や接続している人たちの一覧が出る。ユーザを指定してプライベートなチャットもできる。さらに絵文字や通知に音を鳴らす機能もある。IRCのような特別なソフトウェアを使うことなくみんなでおしゃべりしたい時に使えるソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
チャットはコミュニケーション要素として重要だ。IRCはずっと昔からあったし、今ではFacebookチャットやGmailのチャットシステムが存在する。Skypeはビジネスの場でも活用されている。メールとは異なりリアルタイムにメッセージを交わすことで素早い情報交換ができるのが良い。
お互いが同時に同じ場所にいなければならないのが最大の欠点ではあるが、音声とは違って多少のずれはあっても時々画面を見て返信して、といった具合にカジュアルにできるのも魅力と言えるだろう。企業でIRCを社内情報交換に使っているところもあるという。Candyを使うとWebブラウザだけで良くなるのが利点だ。