次の情報を右へ右へ展開する新しいナビゲーションUI「Kaiten」
KaitenはjQueryを使って左右に展開するナビゲーションインタフェース。
KaitenはjQuery/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。Webではリンクを使って情報を辿っていく操作が基本だ。そのため以前の情報に戻る操作が増えたり、別なウィンドウやタブで開いたりしてどんどん情報が溢れてしまう。
スマートな解決策としてAppleが提案しているのが横にスライドしていく操作だ。次の情報はどんどん右に展開しているので戻ったり関連性を見いだすのも難しくない。そんなデータ表示をWebで再現するのがKaitenだ。
Kaitenは新しいWebナビゲーションを提案する。まず最初に表示される情報は左側になる。その中のリンクをクリックすると右側に展開する。さらにクリックしていくとどんどん右に展開する。ヘッダーでは現在表示しているコンテンツがハイライトになり、パン屑も現在表示している情報が分かりやすい表示になっている。
各情報は横幅が狭いのが難点だが、ヘッダーにあるアイコンをクリックすると画面幅いっぱいまで広げることもできる。デモではWikipediaをどんどんドリルダウンしたり、Twitterのタイムラインを追いかけることができる。深い階層を辿っていくようなサイトで使ってみたい表現だ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
従来のWebではリンクをクリックすると画面全体が切り替わる。そのため連続性がなく、頭がリフレッシュされてしまう。そうなると前に表示されていた情報が確認したくなったり、そもそも何を調べていたのか分からなくなってしまったりする。これでは生産性が低い。
Kaitenの提案する方法はWebを探求する行為に連続性を持たせてくれる。昔はGoogle検索からワンクリックで目的の情報にたどり着けたが、最近では数個のサイトを辿ることも少なくない。情報に連続性を持たせる、というのは大事なキーワードかもしれない。