Mark UpはWebの自由さを祝うためのMozilla製のWebサービス。

Mark UpはPython/Django製のオープンソース・ソフトウェア。Webとは誰のものだろうか。TCP/IPを開発した開発者のものだろうか。モザイクブラウザを作り上げた人のものだろうか。それともGoogle、Facebookのものだろうか。いや、いずれでもない。


みんなの作品が並ぶ

Webは私たちのものだ。全人類、全サービスが日々Webを使っていく結果が今の形になっている。インターネットの活動によって新しい創作物が生まれたり、スターも誕生している。そうしたインターネットの自由さを祝うソフトウェアがMark Upだ。

Mark UpはMozillaによって開発、運営されているサービスだ。インターネットの自由さを祝い、創作活動をオープンにすることを願っている。Mark Up上ではマウスで自由に絵を描くことができる。独特なラインで面白い作品ができるはずだ。


作品は書き順を再現できる

そして作成された作品(Markと呼ぶ)を公開し、みんなでシェアできる。国を登録することで、国ごとに作品を見ることもできる。全ての作品は横に並び、滑るような操作で一気に見ていくことができる。さらに創作過程は記録されており、再生できる。オープンソースを愛する人はぜひ試してみよう。

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作成画面(プレミアム限定)

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MOONGIFTはこう見る

Mark Upは何かとても役に立つという訳ではない。いわば記念碑的なサービスだ。ここに何かを残すことで、それが今後も残り続ける。一人一人の作品に大きな意味はないかもしれないが、みんなが作り上げた作品が一つの巨大な作品になるというのは実にインターネット的ではないだろうか。

このMark Upを作成するにあたって、Lawrence Lessig氏から次のようなメッセージが寄せられている。“オープンなネットはフリーな文化を尊重します。これは他者の著作権を見下すことを意味するのではありません。代わりに他人と共有し、ネットで好んでくれた誰かと作品を作り上げましょう。自由を望むばかりでなく、あなたの作品をできるだけ自由な形で公開しましょう。"。共感できる方はぜひ参加を。

Mozilla Firefox Mark Up

mozilla/markup - GitHub