KotsubuはScalaで作られたGUIのTwitterクライアント。

KotsubuはScala製のオープンソース・ソフトウェア。Twitterクライアントは世界中に多数存在する。デスクトップ、Web、スマートフォン版はもとより、開発に使うプログラミング言語も様々だ。それぞれに開発者の思いがこもっていて面白い。


マイツイート

自分が好きなプログラミング言語で作られたTwitterクライアントを使えば愛着もわきやすい。さらにオープンソースであればバグフィックスも機能追加も容易だ。今回はScalaで作られたKotsubuを紹介しよう。

KotsubuはTwitter4Jを使ったTwitterクライアントで、Java Webスタートを使ってダウンロードし、その場ですぐに利用が開始できる。JavaVMで動作するとあってクライアントOSを選ばないのも利点と言えるだろう。Twitterクライアントとしての機能も十分にある。


設定画面

タイムライン表示、Mentions、自分のツイート一覧、パブリックタイムラインが一覧できる。各ツイートに対してReply、DM、お気に入り、RTができるボタンが表示される。Kotsubuは複数アカウントには対応していないようだ。まだストリーミングではなく、指定時間ごとにアップデートされる仕組みになっている。

MOONGIFTはこう見る

ScalaでGUIのソフトウェアという点が面白い。Twitterクライアントとしての機能は決して多機能ではないが、普通に利用する分には十分な機能が備わっている。Twitterは仕様がシンプルながらOAuthやRESTfulなど最近のWeb APIが盛り込まれているので、開発で参考になる部分も多そうだ。

このように各プログラミング言語でクライアントが作られるというのはかつてのWikiエンジンのようだ。恐らくこの流れはFacebookでは起こらないだろう。コンセプトがシンプル、かつユニークなTwitterならではだ。開発者にとってもすぐに多数のコンテンツが手に入るTwitterクライアントは開発していても面白いだろう。

kaizawa/kotsubu - GitHub