git.jsはnode.jsで作られたWebベースのGitリポジトリブラウザ。

git.jsはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。Gitの面白い所は個々にリポジトリがあることだ。それによって分散化を実現し、かつオフラインでも開発ができるようになった。リポジトリにはこれまでの開発が全て詰まっており、いつでも参照できるのが嬉しい。


ログ

Gitリポジトリを取り込んでしまえば、リポジトリを操作するために都度ネットワークアクセスする必要もない。リポジトリブラウザが高速動作するのはとても良い。今回紹介するのはWebベース、JavaScript製のGitリポジトリブラウザであるgit.jsだ。

git.jsはサーバサイドでローカルのGitリポジトリの情報を読み込みつつ、それをWebブラウザ上で表示する仕組みになっている。node.jsを使っているのでどちらもJavaScriptで開発されている。ログが一覧され、クリックすると下に変更されたファイルの一覧が表示される。


差分

ファイルの変更点はカラーリングされたDiffとして表示される。さらにツリー表示を使うとファイルやディレクトリの内容を一覧できる。GitリポジトリはHTTPでクローンできるURLが必要だ。ブランチが一覧され、ドロップダウンで切り替えられる。閲覧としては十分な機能が揃っているのではないだろうか。

[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]


ツリー表示(プレミアム限定)

[/s2If]

MOONGIFTはこう見る

SubversionやCVSといったバージョン管理システムはサーバ集約型であり、何となく権威的なイメージがある。対してGitやMercurialといった分散リポジトリは分散型であり市民的だ。みんなが共通であるという状態がオープンソースにマッチしていると思われる。

だからGit自体を活用したオープンソース・ソフトウェアとても多い。git.jsもその一つだ。プログラマーにとって使って楽しいというのは大きな要素だ。Gitは個人で持てるリポジトリで確かに面白い。開発者向けにGitを使った楽しいソフトウェアを考えてみるのは面白そうだ。

danlucraft/git.js - GitHub