FirefoxでHTML5のデスクトップ通知を利用する「FF html5notifications」
FF html5notificationsはFirefoxが未対応のHTML5によるデスクトップ通知を使えるようにするFirefoxアドオン。
FF html5notificationsはFirefox用のオープンソース・ソフトウェア。HTML5の新機能の一つがデスクトップ通知だ。Gmailで実装されており、Google ChromeでGmailを開いておけばメールが来た時にデスクトップ上に通知が表示される。通知は色々なソフトウェアで使われているので、Webアプリケーションでも使えるのは便利だ。
HTML5の実装状況はWebブラウザによって異なる。Google Chromeでは使えるこの通知機能も、Firefoxでは利用できない。それを克服するアドオンがFF html5notificationsだ。
FF html5notificationsはFirefoxでもデスクトップ通知を利用できるようにするFirefoxアドオンだ。この機能拡張をインストールしてGmailにいくと、通知設定の確認が行われる。有効にすれば後は新着のメールが来るのを待つだけだ。
通常はHTMLベースの通知なのだが、Mac OSX向けにはGrowlを経由した通知となっている。もちろんGmailだけでなく自分のWebサービスで通知を利用することもできる。Google ChromeとFirefoxが使えるようになれば、試しに使ってみたいと思えるのはないだろうか。
MOONGIFTはこう見る
HTML5によってWeb技術が統一されそうな雰囲気はあるものの、まだ実装状況が大きく異なる。Google Chrome、IE9、Safari、Firefox、Operaとそれぞれ実装しているものが違うために積極的に使っていこうと思えないのは理解できる。しかしそれをアドオンで可能にしてしまうのは面白い。
通知機能があると便利なのはメールやチャットなどメッセージを交換する系統のサービスだ。そういったWebサービスを作っているならば取り組んでみる価値は十分にあるだろう。少なくとも今後Firefox本家や他のWebブラウザが対応してくれる可能性はあり、無駄にはならないはずだ。