Backbone.js + Ruby on Railsの勉強に。ドキュメント作成、編集のWebアプリケーション「CloudEdit」
CloudEditはBackbone.jsとRuby on Railsを組み合わせたドキュメント編集システム。
CloudEditはRails/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。どれだけ面白い技術であっても、動いているものがあるかないかで印象は大きく変わる。デモサイトやデモアプリケーションがあればすぐに試せて動いているコードを見て、動作原理に納得できる。
JavaScriptのMVCフレームワークが幾つか登場しているが、これもまた実際に動いているデモがあるかどうかでデファクトが決まってくるかもしれない。フレームワークの一つ、Backbone.jsを使ったWebアプリケーションとしてCloudEditを紹介しよう。
CloudEditはシンプルなドキュメント編集アプリケーションだ。まず一覧でドキュメントのタイトルが並んでいる。それをクリックすると編集画面になる。誰でもどのドキュメントでも編集が可能だ。さらに自分で新しいドキュメントを作ることができる。サーバサイドはRuby on Rails、クライアントサイドはBackbone.jsを使って開発されている。
システム構造を説明するブログ記事もあり、JavaScript側もMVCに分かれて構成されているのがよくわかる。ルーティングの設定や、コントローラの実装も分かりやすく、Backbone.jsの入門記事としてみても面白いだろう。これからWebアプリケーションを開発するなら一度は見ておきたいソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
サーバのスペックは上昇しているが、それでも無数にアクセスするクライアントをさばくためには増強を続けなければならない。だがクライアントサイドでデータを処理するようにすれば自動的に分散システムが構築できる。サーバはあくまでもデータの保存だけに特化できる。
だからこれからはJavaScriptを徹底的に活用し、極力クライアントでデータを処理させるようにならなければいけない。そのためにはMVCフレームワークの活用は必須だろう。他にも幾つかフレームワークがあるが、CloudEditくらいの作り込みができるならばBackbone.jsの選択は十分考えられるだろう。
チュートリアル記事:CloudEdit: A Backbone.js Tutorial with Rails (Part 1)