注目!Web上のオープンドキュメントプラットフォーム「Substance」
SubstanceはWebブラウザ上で文書を作成したり、他人の文章にコメントするシステム。
Substanceはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。これは個人的に思い描いていたサービスの形に近いのかもしれない。最近、書籍の内容をGithubに登録しているケースをちらほらと見かけるようになった。リポジトリを使えば履歴管理も簡単だ。
さらに他の人からコメントを貰ったり、コラボレーションすることもできる。だがやはりソースコードリポジトリでしかない。もっとドキュメントに特化したものがあればと思っていたが、Substanceがまさにそうだ。
SubstanceはWebブラウザ上でドキュメント書くことができるサービス&ソフトウェアだ。ユーザ登録すると誰でも文書を登録し、書けるようになる。文書はセクション、テキスト、画像、リソース、引用、コードといった具合にオブジェクトを指定して挿入できる。
出来上がった文書は個々の単位に分かれてコメントができるようになっている。さらに目次を見たり、更新を受け取ったりする設定もある。全体として文字が大きめでとても見やすい。オンラインのドキュメント作成プラットフォームとして注目したいソフトウェアだ。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
今の文書作成はオフラインで文章を作成し、それをオンラインにアップロード(ブログなど)する。オンラインでそのまま作る場合、長文はあまり適さない。そうした文書はテキストファイルに作成し、それを書籍等の形に変換するのが一般的だ。
そのため電子書籍などはコンピュータ上で作成し、それを書籍にした上でさらに自炊(電子化)するという高コストな流れになっている。これではあまりに非効率的だ。もっとオンラインで文書をうまく書ける仕組みがあれば、オンラインの長文コンテンツは増え、電子書籍の市場も賑わうのではないだろうか。