プログラマー向け。キーボード主体の操作が売りのPDF/OpenXPSリーダー「MuPDF」
MuPDFはキーボード主体の操作に対応した軽量なPDF/OpenXPSリーダー。
MuPDFはWindows/Linux用のオープンソース・ソフトウェア。PDFというとビジネス向けの利便性とは裏腹に何かと嫌われることが多いフォーマットでもある。最大の理由は開くのに時間がかかり、待たされている間がストレスになることだろう。しかしそれはPDFではなくリーダーが悪いのだ。
重たいリーダーは止めて軽量なリーダーを使うようにしよう。多機能ではないが、その分軽快に動作するPDFビューワーMuPDFを紹介しよう。
MuPDFはシンプルなPDFリーダーで、単純に閲覧の機能に特化している。PDF1.7に対応し、暗号化したPDFや注釈を入れたPDFにも対応している。さらにPDFのみならず OpenXPSファイルの閲覧にも対応している。特に面白いのはキーボード主体の操作に対応していることだ。
矢印キーでのページの切り替えはもちろん、+/-キーでのズームイン/ズームアウト、さらにmキーでページを記憶してtキーで戻ったりm[1-9]/t[1-9]で最大10パターンのページの移動を記憶できる。/で検索したりとプログラマー受けのような機能が多いPDFリーダーになっている。
MOONGIFTはこう見る
Adobeリーダーはとにかく重たすぎる。起動時間が短くなりました、と宣伝した時には起動時にメモリを確保するという方法を使っていた。これではあまりにもナンセンスだ。大抵閲覧くらいしか目的がない訳で、閲覧だけに特化した軽量なリーダーを作るべきなのだ。
本家がやらないならばプログラマーが頑張るしかない。既に幾つかビューワーはあるが、オープンソースであればコミュニティの力でとにかく軽量に高速なリーダーを目指せるはずだ。PDFはビジネス以外でも電子書籍等の分野でも需要が増しているので、特に便利なリーダーに対する需要が高い。
mupdf - a lightweight PDF and XPS viewer - Google Project Hosting