これは便利!ExcelやWordのツールバーからTortoiseSVNを使う「msofficesvn」
msofficesvnはMS OfficeとTortoiseSVNを連携させるソフトウェア。
msofficesvnはWindows/MS Office用のオープンソース・ソフトウェア。プログラマーやWebデザイナーならばSubversionをはじめとするバージョン管理システムに一度でも触れるとその便利さで手放せなくなるはずだ。バージョンを戻したり、比較したりというのはとても便利だ。
そんなバージョン管理システムを他のソフトウェアでも使いたいと思ったことはないだろうか。特にオフィスで活躍するMS Officeだ。そのためのソフトウェアがmsofficesvnだ。
msofficesvnはMS Office 97〜2007で使える。メニューに常駐するソフトウェアで、ExcelまたはWordで利用できる。インストールするとメニューにSubversionという項目が追加される。これで準備は完了だ。TortoiseSVNの機能を使っているので、インストールしておく必要がある。
使えるのはファイルの追加と更新、ロックの取得と解放、コミット、差分、ログ表示そしてリポジトリブラウザとなっている。MS Officeには履歴管理機能があるが、使い勝手が良いとは思えず個人的には使っていない。Subversionを既に運用の中で使っている人に導入してほしいソフトウェアだ。
MOONGIFTはこう見る
オフィス系のツールとあって、非開発者にとって特に有益なソフトウェアになるかも知れない。問題点として、現在編集しているファイルに対してのみ操作を行うので、一括でコミットするということはできない。そのためプログラミングとは別で管理されている方が都合がいいかもしれない。
TortoiseSVNを使うので、MS Officeと分けて管理することももちろんできる。だが一つのソフトウェア内に組み込まれていると使い勝手がより良くなる。いつも一緒の組み合わせで使っているソフトウェアがあれば、それらを一緒にできないか検討してみるのも面白そうだ。