Android×JRuby。irbを使って対話型にAndroidを操作する「Ruboto-IRB」
Ruboto-IRBはAndroid上で動作するJRubyを使ってirbを実行するソフトウェア。
Ruboto-IRBはAndroid用のフリーウェア（ソースコードは公開されている）。Androidのシェアが急激に増している。Appleとノキア、RIMを除けば各メーカーともこぞってAndorid向けのスマートフォンを開発している。Android自体の開発も活発でどんどんバージョンアップしている。
irb実行中
そんなAndroid向けのアプリを開発するためには基本的にJavaで開発する必要がある。だが普段使い慣れた言語を使いたいと思う人も多いだろう。Ruby使いの人であればRubyが使える、Ruboto-IRBを使ってみよう。
Ruboto-IRBが実行するのはJRubyだ。JRubyによってAndroid上でRubyが使えるようになる。irbで対話的に操作することはもちろん、スクリプトを登録しておいて一気に実行することもできる。電話をかけたり、GPSを使うなど様々な操作ができる。SQLiteとActiveRecordを使うなんてことまでできてしまう。
スクリプト
欠点としては最初の起動が非常に遅いということだろう（デバイスによるが）。アプリ化するまでもない、ちょっとした操作を自動化したい時にRuboto-IRBを使ってスクリプトにしてしまうのは面白いかもしれない。Ruby使いのAndroid開発者の方はRuboto-IRBを入れて遊んでみよう。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
実行（プレミアム限定）
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
Androidのネイティブアプリを開発しようと思うとJavaを使わざるを得ないだろう（またはTitaniumなどでJavaScriptという手もある）。だがスクリプトであればPython、Lua、Perl、BeanShell、Rubyなど多様な言語が選べるようになっている。
今は単なる実行環境というレベルだが、スクリプトを共有したりインストールできるようなアプリ&Webサービスができれば一気に広がる可能性もある。ネイティブアプリとWebアプリケーションに続いて第三のサービス実行環境になる可能性さえ秘めているのではないだろうか。