.NETアプリケーションで形態素解析によるテキスト解析「NMeCab」
NMeCabは形態素解析エンジンの解析処理部分をC#に移植したソフトウェア。
NMeCabはWindows用のオープンソース・ソフトウェア。インターネットの普及によってテキストコンテンツが爆発的に増えている。そんな中で注目が集まるのがテキスト解析だ。日本語のように漢字、ひらがな、カタカナがおり混ざった複雑な文章から意味を見いだすのに用いられる。
オープンソースのテキスト解析(形態素解析)エンジンとして有名なのがMeCabだが、それを.NETに移植したものがNMeCabになる。WindowsアプリからもMecabが利用できる。
MeCabはiOSでも使われているほど優秀な形態素解析を行えるライブラリだ。.NETアプリケーションでも使いたいと思う場面があるはずだ。そんな時に使えるのがNMeCabになる。解析処理部分をC#で移植しているとのことで、MeCabの辞書が利用できる。
デモアプリケーションではテキストを形態素解析したり、分かち書きできる。単純な形態素解析も、細かなデータまで含めた取得もできる。自作の.NETアプリケーションにテキスト解析機能を付与したいと思った時に使ってみよう。
MOONGIFTはこう見る
形態素解析エンジンの果たす役割はとても大きくなっている。テキスト検索や、コンテンツ同士の関連度を調べたりする時にも形態素解析が用いられる。その意味ではインターネットと同じくらいテキストコンテンツの多いビジネスの場ではMeCabの活躍する場面も多いのではないだろうか。
NMeCabはあくまでもライブラリであり、このまま動作するというものでもない(デモはあるが)。やはりNMeCabをどう使うかが鍵だろう。手元にあるテキストコンテンツを解析すれば、どんな面白いソフトウェアが開発できるだろう。もちろんASP.NETと組み合わせてWebベースで使うこともできるはずだ。