PruneBeforeClipは特定サイトにおいて本文とタイトル以外のHTMLエレメントを隠すライブラリ。

PruneBeforeClipはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。クリッピング系のWebサービスは人気が高い。有名な所ではEvernoteがあり、Thumblrも人気がある。気になった文章や画像などをその場で選択してクリップしておける手軽さがうけている。


MOONGIFTの例

だが、Webページをクリップすると、いらないデータまで多数ついてくる。例えばバナー広告、サイドバー、フッターなどだ。そこでクリップする前に使いたいのがPruneBeforeClipだ。

PruneBeforeClipは予め対応しているWebサイトについて、本文部分だけを抽出して最低限の表示してくれるブックマークレットだ。本文抽出ライブラリというのもあるが、あちらは汎用的である分最適な結果が得られるとは限らない。PruneBeforeClipは対応サイトが限られるが、より正確に抜き出せる。


マイコミジャーナルの例

対応サイトは新聞系ニュースサイト、オンラインメディアサイト、ブログなどになっている。当サイトも含まれている。PruneBeforeClipを実行後、Evernote等に取り込めばより必要な部分だけに限られるので容量も少なく、検索も正確になる。クリップ好きな方は使ってみよう。

MOONGIFTはこう見る

コンテンツを再利用する場合には、利用しやすい形式に変換したいと思うものだろう。それを自動で行ってくれるのがPruneBeforeClipになる。必要な部分だけ選択してからクリップするのは面倒なので、自動で行ってくれれば手軽で便利だ。

処理をメタ化して汎用的に行う(本文抽出ライブラリなど)か、サイトを限定して専門的に行うかは開発における大事な選択肢だ。専門的になればマーケットは小さいが、汎用的では使い勝手が悪い可能性もある。PruneBeforeClipは専門的な道を歩んでいるが、逆にどんなサイトでも使えるライブラリを作ってみるのも面白そうだ。

PruneBeforeClip