SmokePingはネットワーク監視システム。Pingの遅延速度などをグラフ化する。

SmokePingはPerl製のオープンソース・ソフトウェア。ネットワークは目に見えないため、トラブルがあった時の原因究明に時間を要する場合が多い。目に見える断線とかであれば良いが、見た目は普通なのになぜか繋がらないといった場合が多い。


グラフ

そんな時にはネットワーク調査用のツールが多々使われるが、Webベースで調査やレポートを提供してくれるのがSmokePingだ。

SmokePingはMRTGやRRDtoolの開発者でも知られるTobi Oetikerが開発しているネットワーク管理用ソフトウェアで、ネットワークの遅延を中心として計測し、グラフ化する。分散した測定に対応しマスター/スレイブによる測定を行う。全ての結果はグラフで表示されるようになっている


Webベースのtraceroute

最新版ではSmokeTraceというWebベースのtracerouteが実装された。これはAjaxを使ってリアルタイムにネットワーク変化を追いかけることができる。グラフは実に多様で、多角的にデータを見られるはずだ。さらに警告システムもあり、問題発覚時の通知システムとしても使えるのが利点だ。

MOONGIFTはこう見る

インターネットの重要性が高まれば高まるほど、ネットワークの重要も必然的にあがってくる。ECサイトなどインターネット上で収益をあげるサービスを展開している場合、1分の停止が売り上げに直結するため、ネットワークやサーバをはじめとするインフラに注意しなければならない。

ハードウェアの破損による問題発生はまだ回避しやすい。問題はやはり目に見えない、デジタルな部分にあるだろう。必要な情報を自分で全てそろえても良いが、SmokePingのような統合した画面があればより管理がしやすいのではないだろうか。

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