YokadiはPython+SQLite3によるターミナルベースのタスク管理システム。BTSとしての利用も可能。

YokadiはPython製のオープンソース・ソフトウェア。Todoやタスク管理と言ったシステムは常に人気が高い。今はGmailのタスクやRemember the MilkといったWebブラウザベースに人気が集まっている。Web API等を使ってマルチデバイスでどこからでも利用できる。


タスク追加

しかしネットワークさえあれば良いならコンソールの時代からそんなことは実現されていた。Webベースなんてシャレたものはいらない、孤高のITエンジニアが選ぶべきなのはYokadiだ。

Yokadiはコンソールベースのタスク管理で、Yokadiコマンドを使って起動する。そしてt_addコマンドでプロジェクト名とタスクのタイトルを決めて追加する。編集時にはキーワードを設定したり、締め切り日を指定できるようになっている。タスクはプロジェクトや締め切り日、キーワードでフィルタリングして一覧表示できる。


コマンド一覧

さらに通常のタスクの他にBTS(バグトラッキングシステム)としての利用も想定されている。バグとしてタスクを追加することで、バグの種類や影響範囲を設定できる。さらに見られないよう暗号化してタスクを追加することもできる。その他iCalサーバになる機能も備えている等、使い道が色々考えられそうな面白いソフトウェアだ。

MOONGIFTはこう見る

YokadiはSQLite3にデータを保存するので、DBをそのままバージョン管理に放り込んでしまうこともできる。そうすれば開発者みんなでデータを共有することが可能だ。開発者同士ならばWebベースで管理するよりも手軽に使えるのではないだろうか。

さらにDB構造が公開されているのでYokadiに限らず他のシステム(GUIやWebベースも含まれる)から操作するのも簡単だ。レポートを作ることだってできるだろう。このくらいのシンプルなツールこそが開発者の心に刺さり、可能性を飛躍させていくのではないだろうか。

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