ScalaEditはマルチプラットフォームで使えるScala開発用のテキストエディタ。

ScalaEditはJava製のオープンソース・ソフトウェア。Scalaを全面的に採用したプロジェクトというのはまだあまり聞かないが、個人を中心にトライしているという人は多くなっている。オブジェクト指向、関数型どちらでも使えるのが利点だ。


メイン画面

Scalaのコードを書こうと思った場合、テキストエディタを使うのが一般的だろうか。だが専用のエディタがあればさらに開発が早くなる。Scalaを積極的に使う人はScalaEditを試してみよう。

ScalaEditはJava製のテキストエディタで、特にScalaの開発補助をメインとしている。sbt(Simple Build Tool)やScalaのインタプリタを内蔵している。画面下部で手軽に実行して、その結果を受け取れるようになっている。さらにプロジェクトに対応し、指定したフォルダを以下のファイルをブラウジングする機能がある。


SBT表示

Scalaの他にもC/C++、C#、HTML、Java、JavaScript、Perl、PHP、Ruby、SQLなど多数のプログラミングコードのハイライトをサポートしている。さらにJava製とあってWindowsやMac OSX、Linuxとマルチプラットフォームで動作する。

MOONGIFTはこう見る

ビルドが伴う言語の場合、テキストエディタで書いてビルドはターミナルからというやり方はとても面倒くさい。そこでビルド機能がついたIDEに似たテキストエディタが欲しくなる。ScalaEditについても同様だろう。ハイライト処理の豊富さは使っているライブラリが対応しているにすぎないので、Scalaに特化しているのは変わらないはずだ。

ScalaEditを使うと、Scalaの開発をするという気になる。その気構えこそが重要だ。新しい言語を覚えるのは大変だが、プログラマとしては面白い作業でもある。今後主流になるかと言われればそれは難しいかもしれないが、Scalaの魅力に惹かれる方はScalaEditを入り口にはじめてみるといいだろう。

scala-edit - A text editor for Scala programmers - Google Project Hosting