Titaniumを使った開発をより生産性高くするために公式IDEを使おう「Titanium Studio」
Titanium StudioはEclipse(Aptana Studio)をベースにしたTitaniumやWebシステム開発に特化したIDE。
Titanium StudioはTitanium用、Java製のフリーウェア。日本でもTitaniumによるiOS、Androidアプリの開発が盛んになっている。JavaScriptでの開発なので、普段使っているテキストエディタで開発できるのが魅力だが、より効率的な開発のためにはIDEを使う方が良いかもしれない。
Titanium StudioはまさにそのためのAppcelerator公式のIDEだ。Titanium開発はもちろん、RailsやPHPでの開発においても役立つ機能を盛り込んだ、Web/スマートフォン開発のためのIDEだ。
Titanium StudioはEclipseをベースに開発されている。Appceleratorが買収したAptana社のAptana Studioを利用している。iOSやAndroidのデバッガー、Titanium Mobile SDKのコード補完、コードをシミュレータや実機でデプロイする機能がある。
さらにFTPやSFTP、Gitにも対応し、RailsやPHP、Pydevも取り込まれている。様々なWeb、スマートフォン開発において利用できる。現状はまだプレビュー版であり、2011年後半での1.0リリースを目指している。IDEを使って開発生産性があがれば、Titaniumのシェアがより向上するに違いない。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
IDEの利用については賛否が分かれる。特にスクリプト言語の世界ではIDEを使わないという傾向が強いように思える。だが実際にIDEを使いこなすとコード補完やエラー表示などがあってより生産能力が高くなるのは間違いない。Eclipseであればより便利にするプラグインもたくさんある。
Eclipse自身の動作の重さについては、Xcodeと同じくらいと考えることもできる。さらにTitanium Studioに慣れれば他のWebシステム開発でも利用できるようになる。テキストエディタとTitanium Developerを二つ立ち上げて交互に使うよりも便利そうだ。