SourceKitはGoogle Chrome内で動作するテキストエディタ。Dropbox APIを使っている。

SourceKitはGoogle Chrome向けのフリーウェア(ソースコードは公開されている)。なかなかWebアプリケーション化しないものの筆頭として考えられてきたのがテキストエディタだ。特にプログラマ向けのエディタになると手になじんでいるかどうかの問題が大きく、なかなか本格化しなかった。


まさにエディタ

確かにWebベースで開発するということに大きなメリットは感じられなかったのは確かだ。だがSourceKitを見たら、その考えが変わってしまいそうだ。

SourceKitはGoogle Chromeの機能拡張として提供される。左側にファイルツリー、右側に編集画面が表示される。開発者向きに各言語向けのハイライトに対応している。さらにテーマも幾つも用意されており自分好みの配色を選択できる。


設定

面白いのはファイルの場所としてDropboxを選んでいるところだ。DropboxのOAuth認証を行うとそこにあるファイルやフォルダが表示されて編集できる、という仕組みだ。Textmateライクを謳っていることからも分かる通り、使い勝手は良い。ぜひ一度触れてみてほしい。

MOONGIFTはこう見る

SourceKitはとても面白い。ローカルファイルを直接触れることはできないが、Dropboxを使うことでこれまでに個人的に使っていたファイルがそのままSourceKit上で編集できるようになる。エディタとしてはまだ最低限の機能しかないが、行番号は表示されるようになっている。

後はキーバインドや検索、置換と言った機能が実装されていけば面白いことになるだろう。まだソースコードが公開されているのみだが、オープンソース化してコミュニティベースで色々な機能が加わっていくと面白いのではないだろうか。なおUIのフレームワークにはDojoを使っている。なお利用の際にはOAuth認証においてDropboxのUIを英語にしないといけないので注意してほしい。

SourceKit - Text Editor Inside Chrome - Chrome Web Store

kenotron/sourcekit - GitHub