Bencosはコーデックやビットレート、字幕付けに対応した動画変換ソフトウェア。

BencosはWindows/Linux用のオープンソース・ソフトウェア。お気に入りの動画は持ち歩いていつでもどこでも見ていたい。だがデスクトップで見られる動画が携帯電話やスマートフォンでそのまま見られるという訳ではない。フォーマットを変換しなければならない。


メイン画面

動画変換ソフトウェアは幾つかあるが、機能が多いものと極端に少ない(手軽)なものとに分類される。Bencosはその中間とも言えるソフトウェアだ。

Bencosは複数の動画をまとめて変換するソフトウェアだ。動画はMPEG4/WebMに対応している。リサイズしたりアスペクト比を変換できる。またビットレートや動画サイズの変更も可能だ。音声はAACまたはVorbisに対応している。

さらに字幕を指定して埋め込むこともできる。入力形式はAVI/MKV/MP4/OGMなどとなっており、出力される形式はMP4/MKV/WebMになる。動画のリサイズを使えば、デバイスに合わせて手軽に変換でき、さらに細かくビットレートなどを調整して出力できるのが便利だ。

MOONGIFTはこう見る

Bencosが面白いのは日本のアニメを想定しているということだ。つまり日本のアニメ動画にコミュニティが作った字幕ファイルをつけて変換して閲覧するということだろう。もちろん日本であっても海外の動画に字幕をつけて変換すると言った使い方も考えられる。

iPodについてはあらかじめプロファイルとして登録されているので簡単に変換できる。それ以外のデバイスについても分かりやすい形で選択できるはずだ。あまり多機能では混乱するが、Bencosは良いバランスの機能量ではないかと思われる。

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