cavadは異なるSNS(現状はFacebookのみ)を結びつけるWebチャットシステム。

cavadはJavaScript/node.js製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。今のWebはソーシャル真っ盛りだ。ソーシャル○○と銘打ったサービスが乱立し、みんなそろそろ飽きてきている。今からソーシャル○○を作るのは無謀だろう。


チャット画面

だが新たに作らずとも、既存のソーシャル系サービスではOAuthを通じて様々なデータを公開している。そんなWeb APIを使ってSNS同士をつなげてしまうのがcavadだ。

cavadはWebチャットサービスだが、異なるSNS間をつないで利用できることを目標としている。現状ではFacebookのみとなっている。cavadにアクセスすると、Facebook Connectが求められる。そこで許可をするとcavadに戻り、チャットルームにログインできる。

チャット自体はnode.jsを使ったWebSocketを利用したものになっているので、リアルタイムに反映される。今後、Twitterやmixiが接続できるようになるだろう。そうすればみんなが自分の好きなプラットフォームに接続したまま、同じ場所で会話できるようになるはずだ。

MOONGIFTはこう見る

発端になるサービスがあり、次に分散・クローンが出現し、最後に淘汰と集合そしてメタ化するというステップは常に繰り返される。模倣コスト、閉鎖コストがあまり大きくないインターネットではそれが顕著に行われる。スピードはここ数年、特に早くなっている。

SNSについて言えばFriendsterの閉鎖が決定し、さらにMySpaceも身売り話が出ている。FacebookとTwitter(その差も大きいが)が二強で、後は各国にローカルSNSが存在する。それらをメタ的に結びつけるサービスが今後、出現するはずだ。cavadはその一つになるだろう。

デモ:cavad

kurimonjp/cavad - GitHub