ExcelHouganはScalaを使ってExcelファイルを操作、作成するソフトウェア。

ExcelHouganはScala製のフリーウェア(ソースコードは公開されている)。世の中、生きていくには妥協が必要だ。理想の世界などありはしない。みんなどこかで苦労したり、自分の志を曲げて現状に甘んじることがあるはずだ。


生成されたExcelのサンプル

他にもっと良い解決方法がある中、無理に自分の好きな手法にこだわるのは愚の骨頂かもしれない。だがそれが良い。それこそがプログラマーだ。そんな面白さを感じさせてくれたのがExcelHouganだ。

ExcelHouganの機能はシンプルだ。設定ファイルに記述された画像ファイルをExcelのシート一枚ごとに画像一つを貼付けていく。最終的に設定ファイルで指定されたファイル名でExcelファイルを作成する。


シートごとに一枚の画像

面白いのは敢えてScalaで実行していることだ。Excel VBAはもちろん、WSHでもできるだろう。VBやVC++でもできる。なのに敢えてScalaを選ぶ所が良い。ほんのちょっとしたことなのだが、とても凄いことを行っているようにさえ見える。プログラミングは面白い、そう感じられるソフトウェアだ。

MOONGIFTはこう見る

Excel VBAを触ったことがある人であれば、あの利便性はもちろんのことプログラミング言語としての気持ち悪さ的なものを感じたことがあるはずだ。その結果、プログラミング暦が長くなればなるほど触りたくなくなる言語の一つだろう。

一切触れずに過ごせれば良いが、業務でプログラミングを行っていればそういう訳にもいかない。だがごり押しすればExcelHouganのようなソフトウェアも作れる。他のプログラミング言語でもExcelライブラリは数多く存在する。あえてVBAに触れないExcelプログラミングも面白そうだ。

voidy21/ExcelHougan at master - GitHub