マニアックなJavaScriptライブラリをCDNで配信する「cdnJS」
cdnJSはGoogle Libraries APIで提供されていないJavaScriptライブラリをCDNで配信するプロジェクト。
cdnJSはJavaScript製のオープンソース・プロジェクト。CDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)というと画像や動画などの大きなデータを高速に配信するために利用されることが多い。だが頻繁に使われるデータについてもCDNを使うことで効率化することができる。
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有名なものとして、Googleが提供するLibraries APIがある。ここではDojoやjQuery、prototype.jsといったよく使われるJavaScriptライブラリを配信している。同様の仕組みをオープンに行うのがcdnJSだ。
Googleでも多数のライブラリを提供しているが、それは有名なものに限られる。もっとマニアックなものを含めて提供したいと考えているのがcdnJSだ。既にGoogleでも提供されているものはGoogleのURLを提示し、そうではないものについてcdnJSが配信している。
検索
公式サイトでは多数のJavaScriptライブラリの中からタグや開発者名で検索して利用できるようになっている。配信にはAmazon Cloudfrontを使っている。ライブラリを追加したい時にはcdnJSをフォークしてpullリクエストを送れば良い。非常に面白い試みだ。
MOONGIFTはこう見る
Googleが提供しているjQueryを読み込むと、他のサイトでも同じファイルを使っている時にキャッシュが使われるようになるのでさらに高速化が臨めるようになる。リソースの共有が図れるのはとても良い。しかし大手が提供するものだけでは不十分に感じる人も多いのだろう。
頻繁に使われるリソース(アイコンなど)もこうして共有化が図れるようになれば、より高速なサービスにつながるかもしれない。ちりも積もれば山となる、小さな工夫がネットワーク全体の最適化を促すはずだ。