どんな可能性があるか。バイナリの可視化ソフトウェア「BinVis」
BinVisはバイナリを様々な視点から可視化を行うソフトウェア。
BinVisはWindows用のオープンソース・ソフトウェア。一般的にデータは目に見ることができない。見たとしても0/1の羅列でしかない。だがその組み合わせの結果によって写真ができたり、音楽が流れたりする。インターネットでさえバイナリのやり取りの結果で成り立っている。
そんな結果でしか判断されないバイナリをもっと楽しめるかもしれないツールがBinVisだ。バイナリの新しい形が見えてくるのではないだろうか。
BinVisはバイナリビジュアライザーだ。つまりバイナリファイルを読み込んで可視化する。一般的なバイナリエディタのようにデータを見ることもできる。それ以外にもRGBにプロットすることもできる。何らかのアルゴリズムで行われているのだろう。
ByteCloudというビューでは使われているバイトコードをクラウド風に投影する。Plot系のビューではグラフィカルなビューでバイナリ内容を表現する。巨大な実行ファイルはより緻密なグラフィカルが描かれるらしい。いつも使っているバイナリをいつもと違う視点で楽しみたい方は使ってみよう。
[s2If current_user_can(access_s2member_level1)]
[/s2If]
MOONGIFTはこう見る
可視化というプロセスはとても大事だ。そのためには何らかのアルゴリズムが必要であり、それを基にしてデータをプロットしていく。そのアルゴリズムが正解であればより役立つグラフになるだろうし、逆であれば何の意味もない。
バイナリを可視化するBinVisについても同様だ。アルゴリズム次第では面白いデータが見られる可能性がある。メモリマップやDiffの可視化もあるので、バグ発見が可視化によって判明なんて時代もくるかもしれない。BinVisは変わったソフトウェアだが、だからこそ面白い。